1人ビジネスの場合法人化した方がいいのか?

 

こんにちは哲也です。


先日とある人のブログを読んでいてこういった記事がありました。

 

1人でビジネスをしている場合株式会社(法人化)より個人事業がいい

 

理由

株式会社にすると期の始めに役員報酬という事を設定しないといけません。
前期と同じように今期も儲かるだろうと役員報酬を高めに設定しておいた場合
もし今期の売り上げが良くなく、思ったように会社の利益が出せなくても
それでも決められた役員報酬に対しての税金は支払う必要が出てくるため
結果大損をしてしまう可能性がある。

 

という事らしいです。

 

逆に今期大きな利益が出て会社にお金が沢山残った場合
それに対して法人税がかかり
個人にそれを持ってくるときに所得税住民税がかかる
2重課税状態になり結果これも損になる。

 

なるほど、これは確かに一理あるなぁといったところです。

 

 

とはいってもやはり私は年間で利益が500万円以上
出ているのであれば法人化の方がメリットがあると思っています。

 

まず、一人でやっているビジネスで役員報酬が払えなくなる程高く設定するのはミスだと思いますし、経営者なら前期と比べて今期どれくらいは最低限売り上げがたつのかを正確に見極めるのは必須だと思います。

 

もちろん、ビジネスをしている以上浮き沈みがあるのは仕方のないことですし
毎年右肩上がりの経営をしろというのもちょっと無理があります。

 


せどりでもアフィリエイトでも情報発信ビジネスでも
ほどんどの場合、波があります。

 

なので役員報酬を設定する際は
これくらいにしても大丈夫だろうという金額の1つ2つ下に設定するのが無難だと思います。


1つ2つ下って何のことかと言いますと
社会保険料の被保険者の方の健康保険料額のことですね。

こんな感じの

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/h31/ippan/h31313tokyo.pdf


詳しくは割愛しますが役員報酬(給料)によって

社会保険料が決まってくるので

その役員報酬をこれくらいにしても大丈夫だろうという金額の1つ下に設定するのはこういう事です。。

 

例えば表で言うと
等級‐22(19) 報酬月額29万円~31万円くらいは大丈夫だろうという目測でも

念のため1つ下げて

等級―21(18) 報酬月額27万円~29万円の間で設定しておくとかですね。

 


役員報酬を下げることは社会保険料を下げることにもなるので
メリットは大きいです。

ただしこれについては個人でどれくらいお金を使いたいかにもよってくるので
その会社ごとケースバイケースになります。
1人ビジネスの場合みんな役員報酬は低めに設定すべしとは言えません。

 

これをやって今期売り上げが順調だった場合
会社にたくさんのお金が残ることになりますが
会社の多くの利益が出そうな場合はそれはそれで会社の節税対策を
期末にすればいいいので会社にお金が残るほうがまだいろいろ対策できます。

 


会社の多くの利益が出そうな場合の節税対策
は税理士さんに直接相談するといいです。

プロなのでいろいろアドバイスを頂けます。

 

そして最悪
やっぱり今期売り上げが下がってしまって役員報酬を払うのがきつくなってきた。税金の支払いもままならないといった場合は基本的に赤字決算するしかないと思います。

 


その際は次の期にその赤字分を繰り越せるので
納税額を減らすことができます。
これも法人化のメリットですね。

 

赤字分を繰り越してもトータルでマイナスだという意見もありますが。
前期の赤字分と相殺してそれでも会社に利益が出そうになる場合は
それはそれでまた会社の節税対策をやればいいので納税額を減らす努力をすればいいだけです。

 


なので私は今でもある程度の利益が出てきたら法人化したほうがいいという意見は変わらないですが

 

ただ役員報酬の設定に頭を悩ませるという事も非常に理解できますし
今期売り上げが思うようにいかなくて役員報酬に対する税を払うのがきつくなるというのもその通りです。

一時的にでも金銭面でやはりしんどい思いをする可能性が高いですから

 

なので私としては今後は他人には積極的に法人化いた方がいいという事は
あまり言わないというスタンスにしようかと。

 


個々の状況を詳しく聞いてみないと何とも言えないので、
経営状態がより詳しく分かった場合はもっと踏み込んで意見言えるかもしれないですが・・・

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